無機系(ガラス系)の薦め
コーティング剤には大きけ分けて2種類あります。有機系と無機系です。
有機系とは、「CPCペイントシーラント」に代表される油系の溶剤(市販のコーティング剤やワックス等)
長所 | 施工が簡単で油分を含んでいる為、ある程度キズを覆い隠してキズを目立たなくさせる効果があること |
欠点 | 持続性が短いこと(プロに施工してもらっても油分が酸化するため持続期間は1年) 皮膜硬度、膜厚が無い為、塗装面にキズが付くことです。 |
無機系とは最近流行のガラス系で油分を一切含まない溶剤です。
長所 | 皮膜が酸化しないので持続期間が長いこと、皮膜硬度が約9H位あるので塗装面にキズがつきにくい |
欠点 | 施工に時間がかかること。 |
上記の説明を読むと有機系の方が自分でやるには手軽でいい様に思われる方もいると思いますが、皮膜硬度、膜厚が無い為
洗車やワックス掛けすれば、するたびにキズは確実に増えていきます。キズが増えていくと塗装面の表面が凸凹になり、
光が乱反射し、艶が無くなっていきます。ワックスをかければキズをある程度埋めて表面が平らになるので艶が出ますが、
長続きしません。すぐに艶が無くなってきて又ワックスをかけます。そのたびキズは増えていき艶が無くなるという悪循環に陥ります。
ガラス系の場合、皮膜硬度があるのでキズは付きにくく1年手洗い洗車したとすれば、ペイントシーラント等の1〜2ヶ月分のキズで
済みます。施工に時間がかかるのは最初だけで、後は長期間ワックスかけも必要無いので楽ですし、キズが付き難いので、
艶も長期間無くなる事がありません。施工時間は新車の場合4時間位(普通車)です。慣れてないとしても1日あれば十分でしょう。
面倒なのは最初だけで、長い目で見れば結局洗車時間も短縮になりお金も安上がりになると思います。
どうしてもワックス掛けたい、ワックス掛けが趣味の人はその上から掛ければキズも付かないので良いのではないでしょうか。
大事な事は、いかに塗装面にキズを付けず長期間キレイな状態を保っていくかです。
そう考えると自分で施工するにしても、プロに頼むにしても今はガラス系のコーティング剤がベストです。
コーティングをした後の洗車はセーム革やプラスセームのような、
キズの入りにくいものを使用すれば、さらに良いでしょう。是非お薦めします。
*ディーラーでやっているCPCペイントシーラントは、やらない方が良いです。お金のムダです。
ダブルコーティングの薦め 酸化しないコーティング ペイントシーラント コーティングの薦め
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